恵(ミネラル)
ここまでミネラルについてお話ししてきました。 特徴と働き、多く含まれる食材、不足による症状、過剰による過剰症の症状など簡単ですが表添付してみました。 もちろん化学記号などや詳しい特徴などを書き上げると何ページにもわたってお話しすることになるものです。...
モリブデン
モリブデンは体内では肝臓や腎臓に多く存在しており赤血球のヘモグロビンの材料でもある鉄の利用を高めて造血を促進し貧血を予防する働きをしています。 又、痛風などの原因となる尿酸の代謝を促す働きもしています。 モリブデンは幅広い食品に含まれており通常不足する心配はありませんが、偏...
コバルト
コバルトはビタミンB12の構成成分であるミネラルで、体内のコバルトのうち約15%はビタミンB12を構成しています。 ビタミンB12の構成成分として血液の生成を促し、血液を健康を維持したり、神経系の機能を正常に保つ働きをしています。...
イオウ
イオウはアミノ酸の構成成分として軟骨や、皮膚、爪、髪の毛などを健康に保つため不可欠な栄養素です。 その作用はビタミンB1やパントテン酸と結合して補酵素となり糖質や脂質の代謝に関与しています。 そのほか、水銀や鉛などの有害ミネラルが、体内に蓄積されるのを防ぐ働きや、免疫力を強...
塩素
塩素は強い殺菌作用、漂白作用を持つことで知られ水道水やプールの消毒にも使用されているため、人間に害をもたらすように思われがちですが、健康維持には必須のミネラルです。 塩素は胃液の塩酸の中に含まれており、消化酵素のペプシンを活性化し、たんぱく質の消化を促したり、膵液の分泌を促...
クロム
クロムは肝臓、腎臓、血液などに存在し糖質や脂質の代謝に関わる重要なミネラルです。 『三価クロム」や『六価クロム』などがあり自然界に存在するものは『三価クロム』となります。 クロムはインスリンの働きを助けて、糖質の代謝を促進し血糖値を正常に保つことで糖尿病の予防に役立ちます。...
セレン
セレンは細胞の錆び付き(酸化)を防ぐ強い抗酸化力を持つミネラルで、セレニウムとも呼ばれ、水銀やカドミウムなどの有害物質の毒性を減らし、免疫力を高めるなどの働きがあります。 細胞を老化させたり、がんの原因になるといわれる過酸化脂質を分解する酵素の構成成分としてセレンは欠かすこ...
マンガン
マンガンはカルシウムやリンなどと協力して骨の形成を促し、骨や関節を丈夫にする結合組織にも補酵素としてかかわっていますから特に健全な発育に欠かせないミネラルの一つです。 そのほか、 三大栄養素の代謝に関わる酵素の構成成分でもあり、エネルギーの産生に関与しています。...
ヨウ素
ヨウ素は別名『ヨード』と呼ばれ体内ではそのほとんどが甲状腺の中にあり、甲状腺ホルモンの材料になります。 甲状腺ホルモンは交感神経を刺激して三大栄養素の代謝を高めるので新陳代謝が活発になり基礎代謝を向上させます。 また、発育を促進して皮膚や髪の毛を健康に保つ働きもあります。...
銅
銅はヘモグロビンの合成に不可欠なミネラルです。 食品から摂取された鉄はそのままの形で利用できず、銅の手助けによって初めて利用できる形に変換されます。 つまりヘモグロビンの合成に必要な鉄が十分にあっても銅がなければヘモグロビンは正常に作られないということです。...