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こ食


今回のテーマは『こ食』。

以前Youtubeという動画視聴サイトで医学博士 服部栄養高校の校長を務める服部幸應さんの講演を聞いたことがあります。

『家族』と向き合う食卓をテーマにした講演で、子供の成長は、すべての親が望むものでありその土台となるのが、まさに「食育』なのだと。

家族揃って食卓を囲む機会をできるだけ多くして、テレビを消してお互い会話しながら同じものを食べる。食卓は人格形成のためのかけがえのない時間なのです。

「こ食」は心と身体に赤信号の食べ方なのかもしれません。

孤食

家族が不在の食卓で一人淋しくたべることで、好き嫌いをふやす。発育に必要な栄養が足りない。社会性:協調性がない 引きこもりやすくなる


個食

家族それぞれが自分の好きなものをたべることで、好き嫌いを増やす。栄養の偏り、協調性がなくワガママになり他人の意見を聞かない

固食

自分の好きな決まったものしか食べないこと、栄養の偏り、肥満、キレやすい、生活習慣病、ワガママ

小食

いつも食欲がなくてたべる量が少なく、バランスの悪いこと、発育に必要な栄養が足りない、無気力、栄養の偏り、激やせ、発育不全

粉食

パン中心の粉を使った主食を好んでたべること、噛む力が弱い、エネルギーが高い

濃食

調理済みの加工食品や味の濃い食べ物、本来の味がわからなくなる、味覚障害、肥満、生活習慣病

どれも「食育基本法』の制定により前に服部さんが重要性のある食育活動を行ってきたものです。もちろん様々な見解はありますが、食という文化や食に関する適切な判断ができる力を身につけ、生活の改善につなげることを目指しています。

しかし、こうした問題の背景にあるのは、環境の変化です。生活の利便や家庭環境の変化はもちろんですが畜産や農業の変化による社会的な変化も問題の一部にあげられます。自分の食卓も見直すいい機会であると思いました。家族とともに地域や社会が支援されていく仕組みや、独居高齢者が安心して地域で生活できる社会制度が整備され、二十一世紀は食育が実施段階に入ることで、安全、安心、健康な世の中ができることを願っています。

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