クロム
クロムは肝臓、腎臓、血液などに存在し糖質や脂質の代謝に関わる重要なミネラルです。
『三価クロム」や『六価クロム』などがあり自然界に存在するものは『三価クロム』となります。
クロムはインスリンの働きを助けて、糖質の代謝を促進し血糖値を正常に保つことで糖尿病の予防に役立ちます。
又、脂質の代謝を促進して血中のLDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の増加を防ぎ動脈硬化や高血圧を防ぐ効果もあります。
クロムは多くの食品に含まれ、必要量が少ないため通常の食生活で不足することはほとんどありませんが、極端に不足するとインスリンの働きが低下し高血糖や動脈硬化に繋がることがあります。
工業用に使用され、環境汚染物質である「六価クロム」は毒性が強いため呼吸器障害や肺がんなどのリスクが高まりますが、食品に含まれるものは三価クロムなので食品から摂取する限り過剰症の心配はありません。