終末期ケア
認知症が進むということは、身体状態の悪化も合わせて進むということです。 家族にとって、認知症の人と死を覚悟する準備が必要になることを確認してください。 終末期ケアでは認知症の人と家族、および入所(入院)している他の人たちも視野に入れたケアが望まれている事を理解します。...
在宅・施設における環境支援
住環境やケア環境のデザインの重要性を確認し、適切な環境支援がBPSDを低減させ、心身の安定をもたらすことを確認していこう。 PEAP日本版3(認知症高齢者への環境支援のための方針を)確認してください。 ①住環境やケア環境の重要性...
非薬物療法と環境支援・終末期ケア
1 非薬物療法の意義と種類 非薬物療法とは、認知症の人の状態を改善を目的とした、薬剤を使わない治療法のことです。 従来は回想法やりバリデーションなど本人に対する介入を示す概念でしたが、最近では『BPSDを軽減するための環境調整』、『本人の状態を改善を図るための本人以外(家族...
リハビリテーション
認知症のリハビリテーションにはどのようなものがるのか?その目的や手法を確認して行きましょう。 WHOのICFの考え方を確認してみたいと思う。 ① リハビリテーションの種類 1 作業療法 作業活動 (ADL・IADL・仕事・生産性活動・遊び・余暇活動)を活用して『今を生きる』...
BPSDと薬物療法
BPSDへの対応は、ケアや環境調整での対応が基本で、薬物療法は次善の手段である。 認知症の高齢者は、服薬忘れも多く、自己管理が難しいので服薬上の留意点を把握する。 ① 認知症のBPSDに対する薬物療法 BPSDに対しては、まずは、ケアや環境調整で対応すべきです。薬物を使用す...
うつ病と認知症
① うつ気分、無気力 うつ気分 体調不良の訴えがあり、悩みを抱えている表情で自分が全部悪いのだという自責の念や非哀感を強く抱いている状態 無気力 それまでの日課や趣味に手をつけず、意欲がなくなり活動性が大幅に低下している状態...
せん妄
せん妄は一般的に脳機能が低下したことで起こる意識障害です。 せん妄とは何か・出現要因とともに特徴を抑えて行きたい。せん妄が出現した時にどのような対応が求められるかを問われます。 ① せん妄の原因 せん妄の原因は、薬や感染症、脳器質性の疾患、代謝疾患やアルコール環境の変化、不...
言語・会話の障害
言語障害にはどのような種類があるのか見て行こう。 脳血管障害が左側に起こると言語の障害が現れやすい。言語障害の種類には次のようなものがあります。 構音障害 音を作る筋肉の麻痺の障害などが原因。言葉が出にくい、会話のテンポが速くなったり遅くなったり抑揚がないなどで脳血管障害の...
認知症の人のBPSDとその対応
認知症の人のBPSDにはどのようなものがあるか?出現する要因や中核症状と関連ずけて覚えて行きたい。 認知h層の人の人のBPSDについてケアの側面から解決方法を理解していこう。 ①行動の変化 認知症になると以前には見られなかった行動の変化が生じます。その対応には次の点に留意し...
疾患別認知症ケアの技術
認知症の原因疾患によってケアの技術も異なります、それぞれの認知症の特性とケアの方法についての知識について勉強して行きたいと思います。 同じ認知症であっても一人一人に合わせた個別ケアをして行くことを忘れてはなりません。 認知症はその原因となる疾患によって特徴があります。...