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終末期ケア

認知症が進むということは、身体状態の悪化も合わせて進むということです。

家族にとって、認知症の人と死を覚悟する準備が必要になることを確認してください。

終末期ケアでは認知症の人と家族、および入所(入院)している他の人たちも視野に入れたケアが望まれている事を理解します。

①終末期を迎える

認知症が進むと身体に問題が起こってきます。その治療方針の決定には本人や家族の意思確認が必要ですが、認知症の人は本人の意思を確認することが難しく、結局、家族の意思の確認が最優先されることになります。

家族は、認知症の人の死を覚悟する準備が必要となります。家族に対しては、慌てることのないようにあらかじめ意思確認をしておき、また本人の様子を頻繁かつ丁寧に情報提供する必要があります。


②終末期のケア

終末期には自分で行えない日常生活(食事、排泄、清潔保持)などの援助が必要になります。さらに

1 身体的なケア(痛みに対する安楽な体位の工夫、呼吸困難に対するたん吸引、気道確保、酸素吸入、倦怠感に対するマッサージ、指圧、リラクゼーション)

2 家族へのケアも求められます。


③亡くなった後

通常は、死後2〜3時間で死後硬直が始まるので、それまでに一連の死後のケアを行います。

亡くなった後一週間以内に死亡診断書、死亡届を市区町村に提出しなければなりません。

また、残された家族の気持ちを和らげることや、看取ったケアスタッフの精神的支援などのサポートも必要です。



呼吸が苦しくなると、一般い動脈中の酸素量の指標であるサチュレーション(酸素飽和度の数値が下がるので、症状に応じて、体位の工夫や酸素吸入などを行う。

死後直後の一連のケアは

1 身体を整える

2 お清め

3 希望の衣服と新しい寝具

4 エンゼルケア(エンゼルメイク)


5 安置(北枕 白布)

6 死に水(末期の水)など









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