在宅・施設における環境支援
- Takeshi Yokota
- 2020年11月13日
- 読了時間: 2分
住環境やケア環境のデザインの重要性を確認し、適切な環境支援がBPSDを低減させ、心身の安定をもたらすことを確認していこう。
PEAP日本版3(認知症高齢者への環境支援のための方針を)確認してください。
①住環境やケア環境の重要性
高齢者の心身の安定には、高齢者の環境適応能力と環境負荷との適切なバランスが必要であるとされ、(ロートン)、リロケーションダメージの回避や小規模で家庭的な環境の形成が有効であるとされています。
環境支援の観点から、徘徊行動への支援は重要です。徘徊行動には多動型(とにかく動きつずける徘徊)、目的志向型、定位不能型(認知機能低下により空間的、時間的な方向感覚が障害される徘徊)があります。
②施設におけるケア環境
高齢者施設は、従来型の特別養護老人ホームから、認知症グループホームや個室ユニットケア型施設へと変換してきました。
ユニットケアは、10人程度の小規模生活単位で、施設であってもできる限り在宅に近い環境で、居住者一人一人の個別的な生活やリズムを支援するケアの手法です。
新しい小規模ケア環境では
1 入居者の行動と居場所の多様化
2 入居者、職員との交流頻度の増加
3入居者のBPSDの軽減やQOLの往生
などの効果が確認されています。
③環境支援と環境作り
PEAP日本版3は、現場の職員が施設の生活環境を整備する際の環境支援ツールですが、在宅環境においても考え方は共通です。
環境作りにより介護者の負担軽減ができます。在宅においては、特に本人の運動機能がある時期の家族の介護負担の軽減が重要です。施設でも、職員自らが工夫して可能なことから環境作りを始めるのが大切です。

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