ポリフェノール
ポリフェノールは植物の光合成によって生み出される植物の色素や苦み、渋み成分で、種類も多岐に渡ります。多くの植物に存在し、特に川の部分に含まれています。
ポリフェノールの主な働きとしては、活性酸素などの有害物質から細胞を守る抗酸化作用があるため、老化や病気を防ぐだけでなく抗がん作用も期待できます。
ポリフェノールの種類によっては抗酸化作用だけでなく血流の改善作用や肝機能強化など独自の機能を持つものもあります。
それでは主なポリフェノールについて説明してきます。
まずカテキンは緑茶に多く含まれる渋み成分で強い抗酸化作用があるため、がん細胞の増殖を防ぎます。また、抗菌作用や抗ウィルス作用があるため、インフルエンザや風邪などかの感染症から体を守る効果が期待できます。
アントシアニンはブルーベリーや茄子、ぶどうなどに多く含まれる青紫色の色素成分です。目の網膜にある『ロドプシン』は色刺激を受けると分解されさらに合成されます。しかしあまりにも目を酷使続けると『ロドプシン』の再合成が追いつかなくなり、チカチカしたり視界が霞むなどの原因になります。アントシアニンはこのロドプシンの再合成を助け視力低下を防いだり、疲れ目を予防改善する働きがあります。
大豆サポニンは大豆のエグミ成分です。血中のコレステロールや中性脂肪を低下させる作用があるため、動脈硬化や脂質の代謝異常などの予防に役立つとされています。
次にクルクミンは生姜やウコンに含まれる黄色の色素成分で殺菌作用により食中毒の予防にも効果的とされています。
セロリやパセリに含まれる香り成分であるアピインは鎮痛作用や精神安定作用があるとされています。