マグネシウム
マグネシウムはカルシウムやリンとともに、骨や歯の発育や強化を促す需要な役割を担うミネラルです。
体内のマグネシウムの約60%は骨に含まれ、残りは筋肉や肝臓、血液などに含まれています。約300種類以上もの酵素の働きをサポートし三大栄養素の代謝を促進してエネルギーやたんぱく質の合成にとても重要な役割を果たしています。
そのほか、筋肉の動きを正常化したり、神経の興奮を抑えたり、血圧を調整する作用もあります。
マグネシウムは広く自然界に分布していますが、食材を加工、精製することによりその大半が失われてしまいます。ですから白米や小麦粉のような精製された食材や、加工品を多く摂取する人や、外食が多い日地は不足しやすいので注意が必要です。
マグネシウムの不足が続くと動脈硬化が進行し不整脈や高血圧を招いたり心筋梗塞を起こすこともあります。
そのほか、筋肉の収縮がうまくいかなることもあります。
種実類、海藻類、大豆製品はマグネシウムの補給に適した食材ですから不足がきになる人にはオススメです。
マグネシウムは過剰に摂取しても、腸管から吸収が抑えられたり、余分なものは尿と一緒に排泄されるため、通常の食事をしている範囲では過剰症になることはありません。
ただし、医薬品では下剤に使われるように、サプリメントなどで過剰に摂取すると下痢を起こすことがあります。