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ナトリウム

ナトリウムはカリウムと協力して、細胞の浸透圧を調整したり、神経伝達や筋肉の収縮、心臓の働きを正常に保つ働きをしています。

ナトリウムは塩素との結びつきが強く主に、食塩として食事から摂取されます。

日本人は塩分を摂りすぎる傾向がありますが、塩分摂取量と血圧の関係が知られるよになってからは世人の塩分お摂取の平均値は男女ともに減少傾向にあるものの、基準量をかなり超えているのが現状です。

食塩は味噌や醤油などの調味料や加工食品に多く含まれますから、通常の食生活で不足する心配はほとんどありませんが、大量に汗をかくなどしてナトリウムが大量に失われた場合は、倦怠感や意識がもうろうとなったり、吐き気、嘔吐、食欲不振を引き起こすこともあります。

ナトリウムとして主に食塩を過剰に摂取すると、高血圧を引き起こし、動脈硬化や脳卒中、心筋梗塞、腎機能障害の危険があるほか、胃癌になるリスクも高くなります。

塩分控えめの減塩の献立を考える時には、塩分の含まれるパンなどよりも塩分が0であるご飯に薄味のおかずを組み合わせるのがオススメです。

最近では食品のパッケージなどに栄養成分表示が義務づけられおり、ナトリウム量、または食塩相当量が表示されています。食塩相当量が表示されていれば気軽に塩分量がわかりますが、ナトリウム量では塩分量がどれくらい含まれているかピンときませんね。

そこで、ナトリウム量が約400mgで塩分1gに相当することを覚えておくと食品選びの時に塩分相当量が計算できるので便利です。

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