ビタミンB6
ビタミンB6はたんぱく質の代謝や再合成に不可欠なビタミンです。
また、脂質の代謝をスムーズにする働きもあります。
そのほか、アドレナリンやドーパミンなど、神経伝達物質の生成にもかかわっているため、ビタミンB6が不足すると、不眠症や鬱状態になることがあります。
さらに、ビタミンB6は免疫機能を正常に保つ重要な栄養素の一つです。
ビタミンB6は腸内細菌から合成されるので不足しにくい栄養素ですが、抗生物質を長期間服用したり、ピルを常用していると不足することがあります。
また、たんぱく質の必要性がます成長期のときなどは不足しないよう注意が必要です。
ビタミンB6が不足すると肌荒れや口内炎ができやすくなるほか免疫機能の低下により、湿疹やアレルギー症状が出たり、貧血になることもあります。
ビタミンB6を多く含む食品としては、牛レバーやササミ、マグロなどがあります。
冷凍食品や加工食品はビタミンB6の含有量が減ってしまいますので、出来るだけ精製食品を購入して早めに食べきることが大切です。
通常の食事で撮る分には過剰症の心配はありません。
ビタミンB6はホルモンの代謝に働きかけ、月経前症候群を和らげる効果があるとも言われていますから、女性には意識して摂取するようにすると良いでしょう。