パントテン酸
パントテン酸はコエンザイムAという補酵素の成分となり三大栄養素の代謝に深く関わり、エネルギー代謝を助けます。
ストレスを感じると、ストレスに対抗できるように体を整えるますが、その時に分泌される副腎皮質ホルモンの合成を促し、ストレスの抵抗力を高めたり、善玉コレステロールであるHDLコレステロールの合成を助ける働きがあります。
パントテン酸とは『いたるところに存在する』という意味のギリシャ語に由来
しており、その名の通り様々な食品に幅広く含まれています。
さらに、腸内細菌によって合成されるので不足することはほとんどありませんが、抗生物質の長期間の服用によっては合成量が減る可能性があるほか、栄養失調などで極度に不足した状態の場合は、免疫力の低下、手足の感覚異常、頭痛、疲労感などの原因になります。
パントテン酸は過剰症の心配はないとされています。