不足、とりすぎるとどうなるの?
脂質はダイエットや美容の為に控えてしまったり、脂質が少ない方が良いと考えがちですが、脂質は健康にはもちろん美容にも重要な役割を果たします。
脂溶性ビタミンの吸収を助ける働きがある為、脂質が不足すると肌に潤いがなくなったり、カサつくなどの肌荒れを起こしやすくなります。
そのほかホルモンの原料が不足する為に月経不順が起こることもあります。
細胞膜や血管が弱くなり、脳出血などを起こすリスクが高くなるほか、体の重要なエネルギー源である為にエネルギー不足をまねき疲れやすくなります。
その為極端に摂取量を抑制し過ぎることは健康面はもちろん美容の面から見ても望ましくありません。
では、脂質をとりすぎると体にどのような影響が出るかというと。いざんのブログでも書きましたが、脂質は1gあたり約9Kcalとカロリーが高く、効率の良いエネルギーである反面、とりすぎてしまうと肥満や脂質異常症などにつながります。
特に肉やバターなどの動物性脂肪には血液中のコレステロールや中性脂肪を増やす飽和脂肪酸が多く含まれていてとりすぎると動脈硬化の原因になり、脳卒中や心筋梗塞などの心疾患のリスクを高めます。
また脂質の大量摂取により、体内にがん細胞が発生しやすい環境になってしまうことから、がん発生のリスクが高まる可能性があるといわれています。
脂質の摂取量をコントロールするかは生活習慣病を予防し健康的に過ごす為にも重要なポイントといえるでしょう。