糖質の分類(少糖類)
前回のブログで単糖類の説明をさせてもらいました。
次に少糖類での分類としては、少糖類には主に『ショ糖』、『オリゴ糖』、『麦芽糖』、『乳頭』があります。
ショ糖はブドウ糖と果糖が結合した糖で別名『スクロース』と言います。
砂糖の主成分でさとうのやく99%がショ糖でできています。さとうきびの茎や砂糖大根の根などから産出されます。砂糖は加熱しても味が変わりにくい特徴があるのでジャムなどに利用されます。
オリゴ糖はブドウ糖や果糖などの単糖類が2〜9個結合したもので程よい甘みが特徴です。牛乳や玉ねぎ、大豆などに多く含まれています。
オリゴ糖はそのほとんどが吸収されにくく、小腸では吸収されず大腸まで届き、ビフィズス菌など善玉菌の栄養源になるため腸内環境を整える効果があります。
麦芽糖はブドウ糖が2個結合した糖で、別名『マルトース』といいます。
麦芽糖はさつまいもなどにふくまれ、水飴の主成分となっています。その他、麦芽を発酵させたモルトに多くふくまれており、、ビール作りには欠かせない原料です。麦芽糖はショ糖に比べると甘みが少なくあっさりして旨みが強い特徴があります。砂糖の代用品としてお菓子や佃煮などに利用されることがあります。
乳糖はブドウ糖とガラクトースが結合したもので、別名『lラクトース』といいます。
乳糖は乳汁にしか存在せず、母乳や牛乳にふくまれます。
乳糖はは小腸でラクターゼという消化酵素で分解されたのち吸収されますが、このラクターゼの活性は成長するとともに低下することがあり、牛乳を飲むとお腹がゴロゴロする、下痢をするといった症状が起きる人がいるのはそのためです。
ヨーグルトやナチュラルチーズは乳酸菌により乳糖の一部が分解されれいるためそのような症状は起こりません。