高齢者に多い病気とその特徴2
- Takeshi Yokota
- 2020年11月6日
- 読了時間: 1分
③ 神経・精神疾患
1 パーキンソン病
ドパミンという神経伝達物質の経路が変性して起こる病気。代表的な症状は筋強剛や安静時振戦などですが、他にも仮面様顔貌、小刻み歩行、すくみ足、すり足、書字や声が小さくなるなどの症状も現れます。
2 うつ病
気分が落ち込み、意欲や食欲が低下するなどの状態が長期にわたりつずく状態。物忘れや思考力低下などから認知症と間違われる事があります。
④ 感覚器疾患
1 視覚器障害
高齢者に多い眼疾患には主に以下のようなものがあります。
⑴白内障 水晶体が濁る。80代でほぼ100%発症。簡単な手術で治る。
⑵緑内障 眼圧が上昇し視力の低下や視野が狭くなる
③その他、加齢黄斑変性症、飛蚊症など
2 聴覚器疾患
難聴には伝音性難聴と感音性難聴があり、高齢者の難聴は感音性難聴のため補聴器の利用にも限度があります。
3 嗅覚障害
30代をピークに嗅覚は低下します。認知症の薬で嗅覚に障害が出ることもあります。
4 味覚障害
味覚も他の感覚器と同様に老化によって機能が低下しますが、高齢者が味覚異常や味覚低下を訴える場合には、まず薬の影響を検討して見ます。次に亜鉛の欠乏や口腔内の異常、あるいは精神面で問題がないかを見ていきます。

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