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高齢者に多い病気とその特徴

高齢者の病気の特徴にはどんなものがるのか?健康管理を行う上でしっかり抑えていきたいと思います。


①高齢者の病気の8つの特徴

1 高齢者特有の病気がある

2 個人差が大きい

3 症状が非典型的

4 重症化・回復が遅れる

5 薬剤の副作用が出やすい

6 水・電解質の異常・精神症状が出やすい

7 一人で多くの病気を持っている

8 予後には社会的な要因・環境が影響


②生活習慣病

1 高血圧

正常範囲は収縮期血圧140mmHg未満、拡張期90mmHg未満とします。血圧は環境や日内での変動が大きく、早朝の高血圧や病院で血圧が上がる、白衣性高血圧などがあります。

そのため、家庭での事故血圧測定が重要となります。


2 糖尿病

糖尿病はインスリンの不足で血糖値が高くなる病気です。診断基準は空腹時血糖値が126mg/dl以上、HbA1cが6.5%以上、随時血糖値が200mg/dl以上です。

若年者に多く見られ、インスリン投与が必要なⅠ型と、生活習慣や加齢が原因となって発症するⅡ型があります。


3 脂質異常症

低HDLーコレステロール血症(善玉コレステロールが少ない)

高LDLーコレステロール血症(悪玉コレステロールが多い)

中性脂肪の数値が高いなどの状態が脂質異常症です。冠動脈に影響し、心筋梗塞などを引き起こします。


4 肥満

BMI(体重kg/{身長mx身長m}が日本では25以上whoは30以上を肥満としています。

腹囲は男性85センチ、女性は90センチ以上を内臓脂肪型肥満と言います。


5 虚血性心疾患

心臓に血液をりこんでいる冠動脈が動脈硬化により機能しない状態。

一時的なものは狭心症、完全に血液が流れない場合は心筋梗塞となります。


6 脳血管障害

脳血管の損傷がくも膜下の場合は、くも膜下出血、脳内では脳出血となります。

脳血管が詰まると脳塞栓や脳血栓などの脳梗塞となります。


一過性脳虚血発作は症状が消失しても大きな発作の前触れの可能性もあります。


7 がん


2015年の統計では男女ともに二人に一人ががんを発症しています。


8 痛風

血中の尿酸値が高くなる事で急性関節炎を発症します。特に足の親指の付け根に激痛や発赤が現れやすく、また中年以降の男性に多く発症します。

 

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