認知症高齢者の現状
2010年における認知症高齢者数の推計は、要支援・要介護認定を受けている、
『認知症高齢者の日常生活自立度』がⅡa以上の人を認知症とした場合、その人数は280万人である。
要介護の認定を受けてない認知症の人は160万人と推計される。
認知症の人は合計約440万人となる。
2003年に発表された報告では2010年の認知症の人の推計は208万人であり、今回の推計値は約2倍以上に増加している。
65歳以上の高齢者に於ける有病率の推定値は15%であり、65歳以上の6,6人に1人が認知症という事になる。
団塊の世代全員が75歳以上になる2025年には、認知症の人は470万人に上ると推計される。
認知症の前駆状態である軽度認知障害であるひとは380万人(65歳以上の13%)に上る。
280万人の認知症の人の居場所を示すとその50%が居宅である。2003年における推計と同様であるとともに地域との繋がりはまだ少ない。
ざっと計算しただけでも850万人くらいのひとが認知症もしくは軽度認知障害。十人に一人と考えるとその一人に寄り添えるひとでありたいと思う。
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