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認知症ケアの理念

認知症ケアの考え方



現在の認知症ケアは、イギリスの心理学者 トム・キッドウッドが提唱した(1937〜1998)パーソンセンタード・ケアの考え方が基礎になっています。


キットウッドは『認知症の人はあらゆる面で (人として) 扱われることを望んでいる』と述べ、介護する側は、認知症の症状だけでなく、パーソンフッド(個性、その人らしさ)に注目して、その人の思いを受け止めて行くことを重視しました。


日本でも、1985年(昭和60年)、精神科医の室伏君士は、馴染みの場所や人の中ではわが意を得たように行動できることに注目して『理にかなったケア』を提唱しました。



トム・キットウッド

認知症の人はあらゆる面で『人として』扱われることを必要としている。認知症の人のパーソンフッドを中心におく『パーソンセンタード・ケア』こそ、人の尊厳を支える事ができる。



認知症の人は


くつろぎ(comfort)


結びつき(attachment)

共にあること(inclusion)


携わること(occupation)


自分が自分であること(identity)



5つのニーズが満たされてることを望んでいる。




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