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認知症ケアの取り組み

  • 執筆者の写真: Takeshi Yokota
    Takeshi Yokota
  • 2020年11月3日
  • 読了時間: 2分

ブログではこれまで認知症の種類や、中核症状と行動、心理症状などについてそれぞれの違いなどについてまとめてきました。ではひとことにケアといえど私たちが取り組む環境には様々な視点があるともいます。一つ一つケアのの環境を見ていきましょう。


認知症の人を取り巻く環境


我が国では、平安時代から『認知症の人』の存在は知られていましたが、近世になって脳の障害である事が認識されるまでは『神の化身として恐れられ、鬼、狂人として非人間的な不当な扱いをされてきました。

介護保険制度が施行されても、多くの人は、まだ認知症を病気として認識しておらず、、根底には『怖い』『恥』と言って意識があります。自分の周りの人が認知症になることにも不安を抱いています。

認知症の人を抱える家族介護者も、24時間、目を離せない介護負担と不安に怯えています。家族による虐待の報道も耐える事がありません。


認知症の人を取り巻く社会的環境に注目してどのような問題が課題となるのか、環境整備のための国の認知症施策を把握し、認知症を理解するために認知症ケアの6つの視点を押さえておきましょう。


1 健康への視点


バイタルサイン

検査データ


栄養状態

排泄状態



2 自立支援の視点


日常生活動作

活動、休息、睡眠のバランス

環境の機能性


3 安全支援の視点


対象者 環境 支援側の体制


4 安心への視点


感覚、知覚

認知機能レベル

ストレス

環境、関係性



5 個別性への視点


個別性

価値、信念

自己の捉え方


6 支援体制への視点


家族介護力

地域のつながり

事業者の支援


2012年(平成24年)に厚生労働省が発表した『今後の認知症施策の方向性を実現させるためには、『認知症ケア6つの視点』が重要になります。認知症の症状が軽度の場合などその人らしさに注目して尊厳を重視したケアがなされていますが、認知症の症状が高度になると、健康や安全に注目しがちですが、高度になっても、尊厳の視点は重視される事が重要です。




 
 
 

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