認知症の医療とケア
認知症のひとが生活する上で健康支援の重要な訳を理解していきましょう。
①健康管理の必要性
認知症の人は、病気の進行によって自分の体調や苦痛を訴える事が難しくなります。そのため、周囲が本人の体調を観察し、健康管理をする事が必要です。
健康管理によって持病の悪化や体調不良を原因とするBPSDの出現を防ぎ、できる限り安定した毎日を過ごせるように支援します。
②健康管理の方法と留意点
基本的な健康チェックの指標としてバイタルサイン(脈拍、呼吸数、血圧、体温)があります。
また、支援者の『いつもと違う』というきずきが非常に大切です。
健康管理の記録はチーム全体で情報を共有できるように行います。また目的にあった記録形式を選択します。
留意点として次の7つがあります。
1 日時を記入し、署名する。
2 速やか(24時間以内)に記入する
3 黒のボールペンを使用する
4 略語は使わず楷書でかく
5 間違いは二重線で修正し、押印する
6 必要に応じて図や箇条書きなど工夫する
7 保管期間を守る
記録形式
フローシート クリニカルパス 要約的記録 など
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