認知症の人の住まい

以前のブログで紹介したとも思うが、認知症の人の生活の環境は５０％が居宅である。また人生の最後まで住み馴れた地域で暮らす施策も促され、地域ケアシステムが作られた。地域包括システムの目的を果たすためどのような仕組みなのか抑えていきたい。

認知症の人の住まい

１　高齢者、認知症の人の生活の場

身体機能が低下しても自宅にとどまることを希望する人は６割を超えます。

奥性労働省は２００３年に『２０１５年の高齢者介護』という報告書で、安心して暮らせる生活の選択をできる、そのための支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を目指しました。

２　地域包括ケアシステムの背景

団塊の世代が全員２０２５年に７５歳の子機高齢者隣、その数は２０００万人を超えます。また、認知症高齢者も７００万人以上と想定され、今までのような病院や施設中心の体制から抜本的な改革が必要となりました。

地域ケアシステムの目的と仕組み

尊厳の保持と自己決定の支援を目的とし、住み慣れた地域で最後まで自分らしく暮らせるように、住まい、医療、介護、予防、生活支援を一体的に提供する仕組みを整えます。

今後の課題

終末期や認知機能の低下、住まい方の変化（家族、近隣や友人との関係性の変化も含む）に合わせて、切れ目なく最適な支援を提供することが求められます。