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社会保障制度の歴史

1 国民皆保健制度の確立


1958年(昭和33年)に『国民健康保険』が改正され、1961年(昭和36年)に国民皆保健制度が確立しました。


生活保護制度の医療扶助受給者を除いて全てのが、何らかの医療保険制度に加入し、いつでも、どこでも、重い負担なく医療が受けられるようになりました。


2 介護保険制度実施に向けた国の高齢者施策

1980年代急速に高齢化が進む中、国は『ゴールドプラン』『新ゴールドプラン』をあげ、施設整備、在宅福祉対策を進め、介護保険制度発足前年に新たに『ゴールドプラン21』を策定し、高齢者福祉の方向性を示しました。


ゴールドプラン 1989年 (平成元年)

高齢者保健福祉推進10カ年戦略

特別養護老人ホームの整備 ホームヘルパー・デイサービス・ショートステイの整備


新ゴールドプラン 1994年(平成6年)

高齢者保健福祉5カ年計画

ホームヘルパー17万人、訪問看護ステーション5000カ所


ゴールドプラン21 1999年(平成11年)

今後5カ年間の高齢者保健福祉施策の方向

介護サービスの充実とサービスの質の確保


オレンジプランと間違いやすいので年号やその特徴を区別しておこう。


ゴールドプラン21の基本目標と具体的施策


(基本的目標)

活力ある高齢者像の構築

尊厳の保護と自立支援

支え合う地域社会の形成

利用者から信頼される介護サービスの確立



(具体的施策)

1 介護サービス基盤の整備

2 認知症高齢者支援対策の推進

3 元気高齢者作り対策の推進

4 地域生活支援体制の整備

5 利用者保護と信頼できる介護サービスの育成

6 高齢者の保健福祉を支える社会的基礎の確立



ゴールドプラン21の『施設整備から在宅重視へ』『活力ある社会(自立、支え合い)へ』の方向性は、持続可能な制度に向けて財源を確保する目的もある。


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