日常生活の観察による健康チェック2
1 排泄
排尿、排便は生命維持に欠かせない生理機構であると同時に、羞恥心やプランバシーに関わる営みである。したがって、毎日毎回、排尿、排便状態と排泄物の確認を通して、健康状態を把握するとともに、その時々の排泄行為が気持ちよおく自立してできるよう支援する必要がある。
排尿
多尿 2500ML/日以上
乏尿 400ML/日以下
無尿 100ML/日以下
健康な成人の位置にちの排尿量は1000〜1500 ML
排尿回数は日中が4〜7回、夜間が0回であることが多い。
排尿機能を適切にアセスメントするには日誌を用いた観察が有用で、1日24時間における排尿時刻、排尿量、尿失禁や尿意切迫感の有無、飲水量等を記録し、リズムや以上を把握する。
2 排便
タイプ1 コロコロ便 便秘傾向
タイプ2 硬い便 便秘傾向
タイプ3 やや硬い便 普通便
タイプ4 普通便 普通便
タイプ5 やや柔らかい便 普通便
タイプ6 泥状便 下痢傾向
タイプ7 水様便 下痢傾向
排便は1〜3日に1回〜3回みられある程度のいきみで150〜250gの形のある便をまとめてだす。便は神経機構の働きに加え、腹圧をかけて横隔膜を押し上げていきむことで排出される。
その他、コミュニケーションとして、⑴姿勢 ⑵意識状態 ⑶清潔状態 ⑷表情 ⑸視力・聴力 ⑹発声・発語 ⑺手に触れる ⑻入浴状態 ⑼バイタルサインなどもアセスメントとして考慮して行きたい。
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