介護保険制度の導入
高齢化の進展に伴い、介護の必要な高齢者もますます増え、介護期間も長期化してきました。その一方で核家族化が進み、高齢者世帯が増え、介護を社会全体で支え合う仕組みが必要になりました。また長期入院や医療費の増大とともに、措置による介護サービスの決定や、利用に伴う所得調査に心理的抵抗があるなど、従来の老人医療も老人福祉も限界にきています。
そういう中で2000年(平成12年)4月に発足したのが介護保険制度です。
『自立支援』『利用者本位』『社会保険方式』では十また介護保険は、すぐに社会に定着して行きましたが、要介護者の急増に伴い、地域包括ケアシステムの構築と持続可能な制度を目指して改革が進められています。
*高齢者保健福祉政策の流れ
1960年代 高齢者福祉政策の始まり
高齢化率 5、7%
1963年 老人福祉法制定 特別養護老人ホーム創設 ホームヘルパー法
1970年代 老人医療費増大
高齢化率 7、1%
1973年 老人医療費無料化
1980年代 社会的入院や寝たきり老人の社会的問題
高齢化率 9、1%
1982年 老人保険法選定・老人医療費一定額負担導入 1989年 ゴールドプラン策定・施設緊急配備と在宅福祉推進
1990年代 ゴールドプラン推進
高齢化率 12%
1994年 新ゴールドプラン策定・在宅介護の充実
介護保険制度導入準備
高齢化率 14.5%
1996年 介護保険制度創設3党政策合意 1997年 介護保険法成立
2000年代 介護保険制度の実施
高齢化率 17.3%
2000年 介護保険制度施行
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