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感覚機能・記憶機能・知能の加齢変化

外界の情報を受け止める五感の機能はいずれも加齢とともに低下することが知られている。資格機能では、近くや遠くを見るために必要な近見視力や遠見視力と関連する焦点調節機能、明るいところから暗闇に入る際、あるいは反対に暗闇から明るいところへ出る際の目のなれである暗順応と明順応などは年齢とともに低下する。

視野が狭くなったり動体視力が低下した理、短い波長の色である青から黄の弁別も低下し識別が悪くなる。

聴覚機能では難聴の有病率は65歳以上で急増すると言われている。

高齢者では高い声が聞きにくくなったり、加齢性難聴では音が小さく聞こえるだけでなく語音の明瞭度が悪化し、音が歪んだり途切れたりするという特徴が見られる。

視覚機能、聴覚機能と比較して報告は少ないが、嗅覚機能低下は60代で顕著になり、味覚は他の機能と比較して年齢による低下は緩やかであると言われている。

皮膚感覚機能については高齢者は若年者比較して、熱い、冷たいという温度感覚が低下している。

五感の加齢変化は個人差があることはいうまでもないが、聴覚機能の低下によるコミュニケーションの不足さが、認知症の発症と間違って判断されることや、認知症の背景とな病の影響で嗅覚や味覚の変化が生じることもあるので注意が必要である。

いわば認知症の入り口として五感の機能はを正確に理解することはケアにおいて重要である。

参考文献 認知症ケアの起訴 認知症ケア標準テキスト

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