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高齢期の栄養


高齢期は代謝機能が低下するとともに活動量も減るため、体内でのエネルギー消費量が減少します。しかし、たんぱく質やビタミン、ミネラルの必要量はそれほど変わらないので、必要な栄養素はしっかり取りながらも、エネルギー量は抑えていく食事にすることが大切です。この年代は健康状態や活動量の個人差が大きく、年齢を重ねるにつれその差はますますひらきがちです。活動的な高齢者基礎代謝も高く食欲旺盛ですが、一方で活動量が低下しエネルギー消費量が低下しているのに食べ過ぎで肥満を招き、生活習慣病を発症している場合も少なくありません。また消化機能の低下のほか、味覚や嗅覚の低下により食事への関心が衰え、食欲がなくなる場合もあります。そのほか歯の欠落などにより食事内容ので低下につながることもあります。高齢期の食事のポイントとしては、骨祖しょう症の予防や骨折予防のために、積極的にカルシウムを多く含む食品を摂るように心がけたり、糖尿病や高血圧の予防のために、当分や塩分の取りすぎに注意することが大切です。喉の渇きを感じにくくなって水分の摂取が減る傾向にあるので、こまめに水分を摂取し、脱水症にならないように注意が必要です。さらに噛む力や嚥下機能が低下した場合は、食事形態を流動状にしたり、とろみをつけるなど、調理を工夫することも必要になります。

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